越前の国から越後の国へ・・・
初訪問の地、新潟を最終地点とする3日間のライブの旅を終えて、帰ってきました。
新潟は個人的には行った、というか通ったことだけはあるんですけどね(笑)
自分の足で降り立ったのは初めてでした。
もちろん演奏も初めて。
ちなみに、富山も、ソロでは初めてです。
20年以上前(!)に、バンドで行ったことはありますが。
今回の3日の旅が決まったのは、新潟在住のケンジさんという音楽仲間との、ちょっとした約束みたいなものからでした。
出会いは、やましんが福井で企画したあるライブ。
その日、石川県から読んでいたミュージシャンのファンであり、わざわざ新潟からそのイベントに来てくれていたのでした。
その後も、石川県でのライブに来てくれたり、福井にも再び来てくれたり。
そんなこんなで、「今度はやましんが新潟に行く番ですよ」、なんてことを言っていたのでした。
決して社交辞令ではなく、今年中に実現したいなと思っていたのでした。
そして新潟まで行くんだったら、その手前の富山でのライブも実現したい、どうせなら、石川にも...
そう考えて、まずはケンジさんに連絡し、新潟でのライブスポット、ライブイベント等を紹介してもらいました。
結果、即ライブ決定。
それに合わせて、富山、石川も順次ライブが決定し、この3日間の旅が実行できることになりました!
初日 石川県野々市市 クラプトン
初日は石川県のライブカフェ、その名も「クラプトン」。
よほどのエリック・クラプトン好きなんでしょう、店には本当にエリック・クラプトン本人がフェンダー社に発注したというギターが飾ってありました。
もうこの店で演奏するのは4回目。
先々月もここで歌っていて、「実は今度富山、新潟回るんですよ〜」って話していたら、じゃあ前日ここくれば?ってな話で、軽く決定。
マンスリーライブをやっているデュオ「木村新町」さん、そして福井でたまたま遊びに行ったイベントで出会った石川県の還暦シンガー、村山さんと共演。
なんかもうすでに石川のホームみたいな感じで、リラックスして演奏させてもらいました。
【曲目】
- 大人になるってこと
- 小悪魔ドライブ
- My Life Is…
- 星のように輝くまで
- Power Of The Music
- Young Boy , Young Girl
今回は滅多にやらない曲を入れたかったので、「小悪魔ドライブ」を。
「Young Boy〜」はルーパーでパーカッション音とベース音を入れて。
ライブ「50の夜」で一回だけ演奏した、ちょっとしたバンド風スタイルでした。
ライブ後は出演者や常連の音楽仲間とダラダラ歓談。この時間も大事♪
2日目昼、富山駅前ユウタウン屋外ライブ
2日目は富山へ。
お昼にライブがあるんですが、なぜか早起きしたので、ちょっとだけ海沿いの街へ散策に。
行き先は新湊(射水市)。
新湊大橋という大きな橋があるところ。実はここが、20年以上前にバンドで訪れたライブイベント会場だったのでした。
なので、今回はソロで(笑)
新湊大橋は、実際に渡ってみるとやはり壮大で、思わずもう一度、と引き返してしまい、計3回渡りました(笑)
そして昼の目的地、富山駅近くの「ユウタウン」へ。
このライブには急に参加することになりまして・・・
実はたまたま、福井のシンガー「やごまさみ」さんのツイッターに、今日は富山駅の路上ライブイベントに出演するんだ、という投稿を発見。
富山駅周辺には、よく路上ミュージシャンが現れたり、野外イベントが開催されている、という噂はよく聞いていました。
なので、この日、日中に富山駅周辺を偵察しようと思っていたところのです。
そしてそのイベントの詳細を見てみると、主催者が以前石川のライブハウスでご一緒した方。
せっかくなので久しぶりに直接連絡して、一か八かで「演奏できる飛び入りタイムとか、ありませんよね〜」なんて尋ねてみると、さすがにそれはないんだとか・・・
ところが翌日、雨のために会場が変更になり、そして1枠キャンセルが出たので出演してほしい、との連絡をいただきまして、二つ返事でOKした次第です。
入り時間より早めに会場に着くと、ちょうどやごまさみさんのステージでした。
アイドルの人たちも出演していたのもあって、そういった分野のファンとみられるお客さんたちも多数。
やましんにとっては場違いな雰囲気かと・・・^^;
やごさんは、さすがにイベント慣れしていて、うまく盛り上げていました。
やましん演奏時は、ちょうど1組前のご当地アイドルのサイン会をやっていたのもあって、ちょっと複雑な状況になっていましたが・・・
何組かの方が真剣に聞いてくれて、最終的には手拍子等で盛り上がってもらえました。
初めて富山の街に、やましんの曲が鳴り響いた瞬間でした。
【曲目】
- 小さな火を灯して
- 小さな街の隅っこで
- 星のように輝くまで
- Power Of The Music
この場にふさわしい曲目とは思えない選曲でしたが、あえて・・・ちょっと挑戦的な?
2日目夜、黒部市 ストロベリーフィールズ
夜は黒部市へ移動。
蜃気楼が見えるという海岸線を走りながらの移動。
「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」というビートルズの曲名から取られた店名。
店内には数々のビートルズグッズが。
そして綺麗な内装と広々とした空間。充実の音響設備。
ゆっくりと音楽を聞くには最適の場所という感じでした。
この店には、以前滋賀でお会いし、福井にも来てもらった富山のユニット「ツインテール」のお二人も常連で、ボーカルのセイコさんがこの日は来てくれました。
初めての土地で、知っている人がいるのは心強いものです。
せっかくなので、セッションも。
次は富山市や高岡市などのライブスポットにも行ってみたいけど、ここ、ストロベリーフィールズも必ずもう一度来たい場所です。
【曲目】
- トパーズ色の朝
- My Life Is…
- ゴールイン
- 星のように輝くまで
- Power Of The Music
- Young Boy , Young Girl(アンコール)
初めての方がほとんどなので、代表曲(自分的に?)中心のセトリ。
アンコールは元気な曲で、ツインテールさんにも聞いてもらったことのある曲をチョイス。
3日目 新潟市 Aco Fes sp
隣の県とはいえ、新潟は広い。
富山から新潟までの移動が長いので、2日目の夜のうちに2時間かけて中間地点の上越市まで移動。
一晩休んで、朝からいよいよ最終目的地、新潟市へ出発だ!!
と気合いを入れて宿を出て駐車場へ向かうと・・・そこで事件が。
左前輪のタイヤが、ぺしゃんこになっている(>o<)
パンクです。
しばらく駐車場に立ち尽くしました。
しかし、出発時間はすでに来ている。冷静に、どうするかを考えよう・・・
まずは緊急用スペアタイヤに交換。
毎年冬にはスタッドレスタイヤに自力で交換している福井県民、タイヤ交換などお手の物です。
しかし問題は、スペアタイヤというものはサイズも小さく、耐久性もないので、とてもこれで長距離運転をすることはできません。
取り急ぎ、近くに朝から空いているサービス工場やスタンドがないかをチェック。
24時間営業の大手ガソリンスタンドをすぐ近くに見つけたので、そこで見てもらいました。
運良く整備スタッフも朝からしっかり勤務していたスタンドで、さっそくパンク状況を調べてもらえました。
すると、釘や太い針のようなものが刺さった跡がある、と。
なぜそのようなことになったのかは、考えても答えがでないけれど・・・。
とにかくその小さな穴が原因なので、これはすぐに修理可能だということで一安心。
2000円ぐらいでできるから、すぐやりましょうか、ということで問題解決。
さわやかな店員さんの素早い対応で、すぐに修理できて、新潟へ出発することができました。
このパンク騒ぎで少し到着が遅れ、準備や顔合わせには参加できなかったけれど、とにかく無事会場着。
温泉施設に併設された、ステージのあるイベントスペースが会場。
このAco Fes spというイベント、今回でvol.8となるそうですが、実行委員会のみなさんが音響機材、照明機材などを持ち寄り、手作りで続けられているアコースティックイベントです。
そのせいか、参加者やお客さんたちの絆みたいなものが感じられる、とてもハートフルなイベントでした。
新潟最初のライブがこのイベントでよかった、と思います。
【曲目】
- 小さな火を灯して
- My Life Is…
- ゴールイン
- 星のように輝くまで
- Power Of The Music
帰り道…
お昼のイベントだったのもあり、そして遠方ということで気を使っていただいたのもあり、17時すぎには解散。
ここから福井まで、朝までに帰らなければいけません。
仮に、高速道路を使わないケチケチルートを選択するとなると・・・
!!?? これは厳しい。
しかし実は、結果的のこのルートで帰りました(汗)
夕方、まだ明るかったので、新潟の海をゆっくり見ることもできました。
向こうには佐渡島。
福井の海と違って、湾や岬のないまっすぐな海岸線。とても海が広々としています。
帰り道の夕食は、やっとみつけたラーメン屋。
旅の時には不足しがちな野菜を摂りたい・・・と思って注文した野菜ラーメン。
やばいやつが出て来た!
途中何度も仮眠し、家についたのは朝6時半。
総走行距離は770キロでした。まあこんなもんか。
タイヤトラブルには本当焦りましたが、こういうことも経験しておくと、メンタルはタフに鍛えられます。
今回は何よりも、温かいお客さんやイベント関係者のみなさんとの出会い、再会に恵まれた旅でした。
やましんの歌う旅の範囲も、また広がりました。
SNSを通して応援してくれたみなさんの存在も、力になりました。
みなさん本当にありがとう。
これからもしっかりと、いろんなところに歌を届けに行きたいと思います!