ライブの持ち時間についての話

いろんなライブイベントに出演させてもらって、そして自分自身でも企画をしていて・・・度々気になることがあります。

それはライブのそれぞれの持ち時間。

周辺では、「やましんは時間にうるさい」という噂なわけですが(^^;

度を越してこの時間を守らない人が多いので、改めて書いておきたい。

 

複数の出演者がいるライブでは、ほぼ毎回、各出演者の持ち時間が決められています。

たとえば「転換(入れ替え)込み40分」とか、「転換別(入れ替え)別40分」というふうに設定されていることがほとんど。

 

転換(入れ替え)というのは、演奏開始前のセッティング、そして演奏後の片付けの時間のこと。

だから「転換込み40分」と設定されているならば、準備、片付けの時間も含めて40分。

当然、準備と片付けにそれぞれ5分ずつかかるならば、演奏時間は30分に収めなければなりません。

 

となると、その30分の中で演奏できるのは何曲か。

1曲5分として、6曲??

 

・・・いやいや、そんなはずはありません。MCが全くないというのなら話は別ですが。

なんらかのMCを入れるなら、MCの時間も含めて計算しなければなりません。

当たり前のことですよね。

 

なんだけど、この当たり前の計算をしていない人っていうのを、けっこう見かけるんですよ。

明らかに、その曲数だと時間オーバーでしょ、っていう…

 

 

ただしこの「持ち時間」というもの、ライブハウス等の店やイベントによって、捉え方はいろいろみたいです。

「だいたいの目安」程度に持ち時間を設定しているところもあれば、時間厳守のところもある。

本当に厳しいところだと、時間をオーバーしたら音を消されるところもある、なんていう話も聞いたことがあります。

 

直接口頭で注意される、なんていうのも経験あります。

…つまり、やましんもオーバーした経験がある、ってこと、すみませんm(_ _)m

 

逆に時間設定が曖昧なところだと、持ち時間10分オーバーなんて当たり前、さらにそこからアンコール、なんていうところも。

まあ、そういうノリが当たり前の場なら、別に問題ないでしょう。

(個人的にはそれもどうかと思いますけどね・・・お客さんのこととかも考えると。これについては後述。)

 

ただ問題は、普段そういう場にばかり出演している人が、時間に厳しいライブに出た時。

いつものノリで「そんなに時間を気にしなくていいだろう」とたかをくくっていると、他の出演者、お客さん、お店の人にとても嫌がられます。

 

 

不思議なことに、そういう人って、事前にいくら「時間守ってください」って言っても、聞かないんですよ。

どうなってるんでしょうね??

 

時間オーバーがなぜダメか・・・

それがワンマンライブなんだったら、他の出演者に迷惑にならないし、別にいいと思うんですよ、ある程度は。

お客さんだって、その人だけを目当てにきているわけだから、いっぱい聞けて、見れて嬉しいかもしれない。

帰りの電車の都合とか、あるかもしれませんけどね。

 

で、主にそうじゃない場合、複数の出演者が出ている「ブッキングライブ」というような場合には、いろんな人に迷惑がかかります。特に困るのが以下のようなこと。

他の出演者の持ち時間が削られる場合がある

イベントによっては、イベント全体の終了時間が決められていることがあります

たとえば22時には全ての出演者が終わっていなければいけない、というように。

これは主に、騒音問題などの関係で、周辺の店や地区の人たちと、そういう約束がなされている場合があるからです。

その約束を破ると、今後の営業が難しくなってしまう。

 

そのため、もしその日の出演者の1組みが時間をオーバーしてしまうと、そのあとの出演者の持ち時間が削られてしまうことになります。

その出演者にはもちろん、目当てにきていたお客さんにも大迷惑です。

特に時間を削られた出演者のお客さんからは、かなり恨まれることでしょうね・・・(汗)

ちなみにやましんも、持ち時間30分のはずが、「15分以内で終わってくれ」と言われたことがあります(>_<)

 

お客さんの待ち時間が長くなる

時間をオーバーしてしまえば、当然次以降の出演者の出番が遅くなります。

その出演者を目当てにきているお客さんは、その分待たされることになります。

「出番が20時からって聞いていたから、慌てて高いタクシー代払ってきたのに、まだ全然始まってない、電車でくればよかった・・・」

とか。

思わず、長引いた出演者に「タクシー代払ってくれよ!」と言いたくなったりもしますよね。

 

お客さんの帰りが遅くなる、場合によっては見れない

同じように、当然終わる時間も遅くなります。

お客さんの中には、電車の都合や家の都合などで、遅くまでいられない人もいます。

本来のタイムスケジュールなら21時には終わるはずたったのが、前の人が時間オーバーしてしまったせいで遅くなり、見たかったバンドが最後まで見れなくなってしまった、なんていうこともよくある話。

これも相当恨まれますよ…

 

出演者自身が帰らなければならなくなる

これは比較的少ない例だとは思いますが、出演者だって、いくらでも時間があるわけではありません。

アマチュアミュージシャンの中には、夜遅くに仕事をしている人、夜勤の人などがいたりもします。

ライブが終わってすぐ出勤しないといけない人、すぐ帰って早く寝て早朝勤務に備えなければいけない人なども。

 

ライブの日ぐらいは仕事を休みにして、あるいは夜勤の日をさけてスケジュールを組みたいものだけど、バンドの場合なんかだと、全員の予定を合わせるのが難しく、メンバーの中にはどうしてもライブ後すぐ仕事…なんていうこともあり得るわけです。

 

また、遠方からのツアーで来ている人なんかは、宿の都合で早めに帰らなければいけない、ということも。

ライブ後の時間は、地方のお客さんとの貴重なコミュニケーションの時間だったり、物販の時間だったりもします。その時間を削られるのはとても迷惑。

また、打ち上げに参加できなくなって、ミュージシャン同士のコミュニケーションが計れなくなるというのも、ツアーミュージシャンにとっては大きなマイナスです。

 

時間外のアンコール、それ本当にお客さんが喜んでる?

「お客さんからアンコールをもらったんだから、時間をオーバーしても逆に喜ばれるだろう」…なんていうふうに考える人もいるかもしれません。

「盛り上がってるんだから、もうちょっとやってもっと楽しもう!」と。

 

そりゃあ、その人を目当てに来たお客さんなら喜ぶでしょう。盛り上がるでしょう。

だけど、忘れてませんか??

次の出演者を目当てに来たお客さん、次のバンドの演奏を心待ちにしているお客さんがいることを。

 

ステージ上にどんなにアンコールの声が聞こえてきたとしても、それは客席の半分ぐらいの人だけの声かもしれません。

残り半分の人は、時計を見ながら、帰りの時間を気にしつつ、そのあとのの出演者を待っている人たちかもしれません。

せめてアンコールがあった時は、会場にいる責任者、店の人とかに確認をとってから応えるようにしませんか??

 

もし時間がタイトなイベントだったら、むしろ出演者が「次の人達もいるから、今日はごめんね」っていうぐらいがマナーなんじゃないかな、って思うんですよ。

そういうミュージシャン、きっと好かれると思うんだけどなぁ。

ファンの人だったら、また次のライブも来てくれるだろうし、ほかの出演者のファンの人からの好感度も上がるはず!!

 

 

演奏する側としては、やっぱり1曲でも多く聞いてほしいし、伝えたいこともいっぱいある、それは同じ演者としてよくわかります。

そして、ステージ上にいると、とても時間の経過が早く感じます。だからついMCが長くなったりするんですけどね・・・

 

 

とにかく、そのライブのセットリストは、MCも含め、そしてセッティング(転換)の時間などもちゃんと確認して決めておきましょう。

時間を守らない演奏者は、ライブ会場の人にも、他のミュージシャンにも、そのミュージシャンのファンにも嫌われて、活動の場をなくしていってしまう・・・という、結果的に自分の首をしめることになるのですから。

 

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