プロと同じステージに…

 

 

ここしばらくの間は、素晴らしいプロミュージシャンとライブをご一緒させてもらうことが続きました。

彼等とのライブはとても印象的で、リハーサルの姿、オフステージでの立ち居振る舞い、そしてもちろん演奏そのもの、勉強になることばかり。

 

ただ、そんな時にいつも思い出すのが、元ライブハウス経営者が言っていたある一言です。

 

「一流のプロミュージシャンと一緒なステージに立ったからって、勘違いするやつが多いんだよなぁ・・・」

 

 

 

 

厳しい言葉のようですが、ほんとこれ、気をつけなければいけません。

 

バブルの頃ならいざ知らず、いまどき超一流ミュージシャンだって、地方の小さなライブハウスやライブBar、カフェなどを自分の足で転々と廻りながら、演奏活動を続けているものです。

都会ではライブで数百人のお客さんを集めるようなアーティストでも、地方では10人も集まらない、なんていうことも多い。

それではライブハウス側も困ってしまうので、地元でお客さんを集めてくれそうなバンドマン、ミュージシャンに声をかけ、同じ日に出てもらうようにブッキングをするわけです。

 

もちろん、そのプロミュージシャンとのブッキングにふさわしいような、実力のある地元ミュージシャンにターゲットを絞って声をかける・・・というのが理想ですが、現実的にはなかなかそうもいかない場合もあります。

実力的には??だけど、お客さんを集めないといけないし、とりあえずいつも友達をたくさん連れて来てくれるバンドだから…

 

残念ながら、そういう理由だけでプロとの対バンが実現してしまった、なんていうことも決して珍しくはありません。

 

そこで「俺は、プロと対バンできる程に認められたミュージシャンなんだぜ!」

なんていう、わかりやすい勘違いをしてしまう人が、やはりいるみたいなんです。

自分もそうなっていないか、ちょっと心配ですが(汗)

 

 

ライブ当日。

たいていのプロミュージシャンは、対バンの人達に親切です。

なぜなら、彼等がツアー先で出会う人達は、未来のお客さんでもあり、今後その地方での活動を広げていくためのパイプ役となってくれる可能性があるからです。

 

特に各地の地元ミュージシャンとは繋がりを作っておいたほうが有利です。

次にツアーに来たときにまた見に来てもらえたり、その地元ミュージシャンが連れて来たお客さんが自分のお客さんになってもらう可能性もあるからです。

 

だから基本的には、対バンの人達には愛想がいいし、演奏に関しても褒めてくれることが多いです。

なかにはかなり大げさに褒める人や、とにかく褒め上手な人もいますね^^;

 

プロミュージシャンに褒められるのは、誰だって嬉しいでしょう。

でも、その褒め言葉は、あまり鵜呑みにしすぎないようにしたほうがいいんじゃないか、と思うんです。

 

・・・こんなふうに書くと、なんだか冷たく感じるかもしれませんが。

まるでツアーでやってきたプロミュージシャンがみんな腹黒いかのような(汗)

 

もちろん、決してそんなことはありませんよ!

彼等はいい関係を作りたがっているし、純粋に、音楽を演奏する仲間として、地元ミュージシャンも応援してくれているのは間違いないと思います。

 

だけど、やはりいろいろと事情はあるのです。

褒めてくれるその気持に感謝すべきだとは思うけれど、あまり舞い上がりすぎず、しっかりと現実を見る事も大事だと思うんです。

 

 

ちなみに、やましんはそういう時どういう所に気をつけているかというと、まず何と言ってもお客さんの反応です。

そのプロミュージシャンが演奏している時のお客さんの様子と、自分や他の地元ミュージシャンが演奏している時のお客さんの様子。

 

食いつき具合とか、曲に対する反応、場の空気感・・・

そういうのを素直に、謙虚にみていると、その違いがハッキリ分かってくることが多いです。

 

ただ、褒め言葉に舞い上がっていると、その違いには気付きません。

やはり謙虚さと、ミュージシャンに対するリスペクト。

この二つがないと、勉強にはならないんじゃないかと思うんですね。

 

 

でも、とにかく何だかんだで、ミュージシャンってのは音楽が好きで、音楽する人が好きな人が大半だと思いますよ。

だから、アドバイスなんかも求めれば真面目に答えてくれるんじゃないでしょうかね。

 

なかには、黙っていても真剣に的確なアドバイスをくれる人もいますよ。

さすがにプロ、とっても役に立つ生きたアドバイスをくれます。

 

いっぽう、上から目線で偉そうなことばかり延々言ってくるのは、大抵・・・

いや、毒舌はやめておきましょう(汗)

その話はまた別の機会に…^^;