個性や自分らしさを表現するには

表現活動をしていく上で、個性とか、自分らしい活動をすること、とても大事だと思います。

他の人にはない、自分だけの個性。

自分らしさって何だろう・・・?

日々考え、追求している人も多いと思います。

 

ただ、やましんはこの「個性」や「自分らしさ」について、ある持論を持っています。

あくまでもやましん個人の持論。

もし興味をお持ち頂けたなら、おつきあいいただれば幸いです。

 

 

個性のない人はいない

 

世の中に、まったく同じ人間は一人としていない、ということがよく言われています。

これはどういうことかというと、つまり、全ての人に個性がある、ということですよね。

 

同じ日本の義務教育を受けた人でも、みんな違う人間に育っています。

同じ親に育てられた兄弟姉妹でも、違う大人に育っていきます。

みんなそれぞれに得意なことがあり、興味を持つものも違います。

やっぱり、個性はみんなにあるんです。

 

だから、基本的には、最初からわざわざ個性を追求する必要なんてない、というふうに、やましんは思っているんです。

 

個性が生きる/死ぬ、ということ

 

そんなふうに、個性というのは生まれもっているようなものなわけですから、なかなか強いものです。

そう簡単に個性は消せないし、死にません。

良くも悪くも…。

 

他の人と同じようなことをやったとしても、個性というのは消えないものです。

逆に言うと、他の人と同じことをやったために消えてしまう程度のものは、「個性」とは言えないものだと思うんですよ。

同じことをやっても、何か滲みでてしまう。

それが個性というものだと思います。

 

もっと言うと、他の人との違いを出すためにあれこれ手を尽くし、わざわざ変わったことをする。

そんなことをして出た違いなんて、個性とは言えないですよね。

 

人と同じことをやっていたんでは個性が消える・・・ということを言う人も多いですが、やましんはそれは違うと考えているし、ここに大きなポイントがあると思っているんです。

 

個性を出すために絶対に必要なこと

 

では、その生まれ持った個性を発揮するために、そして自分らしさを出すために、必要なことは何でしょうか??

 

一言で言うと、それは「基礎」だと思います。

基礎的な能力。技術といってもいいかもしれません。

 

音楽でいうと、演奏力です。楽器の弾き方だったり、歌の歌い方だったり。

音楽理論などの知識とか、あと経験ということも、そこに入ると思います。

 

個性というのは、技術を身につける以前から自分の中に存在しているものです。

でも、それを音楽を通して表現するのなら、やはりある程度音楽の技術は必要になってくるわけです。

それが未熟だということは、表現手段の幅がごく狭く限られたものになってしまう、ということです。

 

個性の暴走と「癖」

 

個性というのは、時々暴走してしまうことがあります。

そういう人は「癖が強い人」と呼ばれるようになります。

 

それは、個性が一部分だけ尖って出てしまったりした姿です。

そういうことが起こるのも、やはり「基礎」が出来ていない人に多いように思います。

基礎ができていなく、表現手段の幅が狭すぎるため、尖った部分だけがはみ出して出てしまうのです。

 

そうやって出てしまった癖というのは、見ている人、聞いている人にとっては不快に感じられることが多いです。

そうして受け入れられないことがストレスになり、「なぜ伝わらないのだろう」「自分の個性は受け入れられないのだろうか」と悩む人もいるようですが、それは単に、基礎ができていないからです。

 

基礎ができるということは、その癖の暴走をコントロールできる、ということです。

というより、その変な歪みを調整するために基礎というものがあるのだし、その術を心得てこそ、本当の個性を表現できるのではないか、と思うわけです。

 

個性、自分らしさを発揮する順序

 

職人の技術の世界でも、スポーツの世界でも、芸事でもそうでしょう、まずは師匠のもとで、徹底的に「型」というものを学ぶものです。

それがある程度のレベルに達すると、自然とその人の個性が頭角を表してくるものです。

 

すると、いやでも周りの人から言われるようになります。

「あなたは◯◯なところがいいですね」とか、「あなたらしいですね」とか。

 

そうして出てきた個性こそ、本物だと思うんです。

そうしたら、それを活かす方法を考えればいい。

 

基礎がしっかり安定した人の本物の個性です。

付焼き刃のような個性とはレベルが違います。

 

 

ということで、これは音楽に限らず・・・

というより、こういう考えに至ったのは音楽以外の経験からくるものが多いんですが、早い段階から「個性」「自分らしさ」にばかりこだわる人が、結局自分自身がそれに振り回され、不安定な状態のままでいることをよく見かけまして・・・。

それで、そういう人達に共通しているのが、しっかりとした基礎が出来ていない、ということのように感じた次第です。

 

あまり「らしさ」や「個性」を急がずに、足下をしっかり固めていくことも大事なんじゃないか、と思っています。