いつもおなじみの福井県鯖江市・ワラシカフェで、先日「カバー曲限定ライブ」を企画・開催しました。
「カバの遠吠え」(笑)
やましんは自分の歌を歌うことが活動の柱、いわゆる「シンガーソングライター」なわけですが、そんなミュージシャンがカバーばかりやったらどうなるか・・・そういう企画です。
そもそも、お店に依頼されてのゆる〜い企画だったんですが(笑)
というわけで、このお店にゆかりのある地元ミュージシャン3組にも出演お願いしました。
HIROMIさんは、昭和生まれ世代にはなつかしいPOPSの数々を。
秋本美穂さんは洋楽。マイケル・ジャクソンの「スリラー」まで!
山内こうさんは日本のスタンダード。最後は「ふるさと」を合唱。
さて、ここからはやましんのステージのレポート。
出番はトップバッターでした。企画者でもあり、PA担当でもありで、オープニングアクト的に最初にサラリと、と最初は考えていたんですが・・・
やるならばちゃんとやろうということで、凝った選曲にしてみました。
6曲中、5曲は今までちゃんと弾いたこともない「新曲」。
残りの一曲も、1、2回しかやったことのない曲。
ということで、なかなか練習も大変だったのです。
1.「おもちゃの兵隊の行進曲」
タイトルだけではわからないと思いますが、「キューピー3分クッキング」のテーマ曲です(笑)
たまたま何かの動画でこの曲を弾いている人がいるのを見まして、ちょっとアレンジして遊びでやってみたところ、なかなか難しい。
そのうちただ練習を続けるだけだともったいないので、カバーライブの最初にやろうかな、という思いつき・・・の結果の選曲です^^;
2.「愛のロマンス」(禁じられた遊び より)
クラシックギターの定番名曲ですね、あの暗いやつ(笑)
実際は結構長い曲でいろいろ展開もあるんですが、その主要部分をまとめた短めのバージョンで。
しかも中盤では転調して明るくなり、そこが実は聞きどころであったりもします。弾いていても気持ちいい。
クラシックギターの練習曲としても有名な曲ですが、けっこう指を開き、指の大きな動きが求められる曲。
クラシックギターと違い鉄弦であり、フレットの幅も広いフォークギターで弾くのはなかなか困難。いい練習になりました。
というわけで、最初の2曲は歌なしのソロギターで。
3.「板の間の娘」
ボサノバにチャレンジ。はい、原曲はあれです(汗)
ボサノバは弾けません、歌えません。だけどなんとか楽譜見ながらチャレンジしてみました。
ポルトガル語は歌えません。だから日本語の歌詞を勝手につけました。そうしたら、どうしてもイパネマが板の間になってしまいました・・・
原曲のファンのみなさん、申し訳ないですm(_ _)m
ボサノバのあの独特のリズム、そしてコード進行。とてもボサノバを体現できているとは言えませんが、ボサノバもどき、です。
これもとても勉強になりました。
4.「ウー ラ ラ」
1970年代前半を中心に活躍したイギリスのロックバンド、フェイセズ(FACES)の曲。ロッド・スチュワート、ロン・ウッドらが在籍したバンドです。後期には日本人ベーシスト、山内テツも。
知る人ぞ知る、的なこのバンドのこの曲、個人的に大好きなのでカバーしました。
たった2つのコードで進んでいく単調な曲、だけど妙に耳に残るゴキゲンな曲。
ただ、誰も知らないだろうし、そのまま英語で歌っても印象に残らないだろうな、ということでこちらも日本語詞をつけました。
5.あたらしい朝(あした)
こちらは世間ではあまり知られていませんが、会場のワラシカフェではおなじみの地元シンガーソングライター、青木しげお氏の曲。
一応本人の許可のもと、カバーさせてもらいました。
ただ本人には、どんな仕上がりかは伝えてません(笑)
シンプルなフォーク調の曲で、自分の人生を見つめたまっすぐな内容の歌詞なんですが、やましんはこれをレゲエ調にアレンジ。
青木さん本人の歌唱にはなんとも言えない深みというか、しみじみ伝わるものがあります。だからシンプルな曲調、シンプルな演奏が一番伝わると思うんです。
しかしこれを、違うタイプのやましんが演奏するとなると、何か一工夫必要なんです。そのままでは伝わりません。
それで考えた結果、これはリズムに載せることだな…ということでレゲエにアレンジしました。
6.「SOMEDAY」
1980年代前半の佐野元春のヒット曲。15、6歳の頃に佐野元春が好きでよく聞いていました。
知っている人も多いのでは、と思い、懐かしい思いでカバー。弾き語りだとちょっとしっとりめが合うかな、と思ってアレンジしました。
有名な曲だけど、あんまり弾き語りカバーしている人が多くないような印象です。当時、ギター少年が好んで聞くタイプのアーティストではなかったかもしれませんね。
しかしこうして歌ってみると、改めてメロディーと歌詞の良さをしみじみ感じます。歌うのは難しいですけどね^^;
ということで計6曲。
統一感も全くなく、コンセプトも特にない選曲となりました(笑)
最初はどんなコンセプトで曲を選ぼうかな、と考えてみたんですけど、別にいいかと。今やってみたい曲をやろうと。
とにかくカバーというのは、普段自分にないもの、自分が作ったものではない、しかも往年の名曲を中心にやるものですから、とても難しい反面、とても勉強になります。
またカバーライブ、やってみたいなと思います。
そして自分のライブの中でも、時間に余裕がある時などはカバーを取り入れてみたいなと思います。
「ウーララ」「SOMEDAY」なんかはありかな、と思ってます。
キューピー3分クッキングや「板の間の娘」は無しですかね(笑)