やましん生誕50周年記念反省会『50の夜』。
賑やかに終了しました。
予想以上に多くの方々にお越しいただき、会場、ゲストのみなさまにも恵まれ、本当に幸せな気持ちで50代の音楽生活をスタートすることができました。
『50』という数字(年齢)は大きな区切りなのかもしれないけれど、本音を言うと、そんなに大きな意味みたいなものは感じていなかったんです。
直前までは40代だったわけで、それが一夜明けて50歳になったからって、特別何も変わらない・・・という。
で、実際のところは、年齢がどうのこうのというよりも、自主企画ワンマンライブをやる「口実」みたいなものが欲しかった、というのがきっかけだったように思うんですよ。
今までにやってないようなライブをやりたい。
突然やっても別にいいんだけど、何か意味づけをしたようなライブだとアピールしやすいし・・・
みたいな感じで、50歳の誕生日が土曜日だし、ちょうどいいかな・・・
タイトルは「50の夜」とかにしたらインパクトあるかな・・・
なんていう、ちょっと軽めの発想でこの企画が立ち上がった、というのが本当のところなんです。
ところが、いろいろ「じゃあどんなことをやろうかな」と考え出して進めてすぐに、これはけっこう大ごとだぞ、と思うようになったという。
でもおかげで、この日に向けていろいろなことを経験できたし、いつも以上に鍛錬することもできたように思います。
そして、ゲストミュージシャンやお客さんとして来てくれる予定の人たちが、本当にこのイベントを楽しみにしてくれていることが伝わってきて、日々気持ちが高まっていきました。
当日に話を移しましょう!
オープニングをお願いしたのは、「ワラシバンド」。
その名の通り、会場の「ワラシカフェ」関係者による急造ユニットです。
一部メンバーをのぞいては音楽経験のない人ばかり。なので、申し訳ないけど演奏レベルとしては厳しいものがあるのはいたしかたなし。
が、やはり最初に浮かんだのが、「この人たちに何かやってもらいたい」という思いでした。
多分、名の知れたミュージシャンにオープニングを飾ってもらうよりも、いい空気がここに流れただろうなと思っています。
お客さんもそうでしたが、何よりも本人達が楽しそうにしている(笑)
そして、本編スタート。
一応、開演のご挨拶をと思いまして・・・・
ということで、第一部は生音ライブ。
かわだワラシカフェといえば生音ライブ。
ということでこの日も一部はPAなしの完全生音でやることにしました。
ステージよりもさらに一歩前に出て、家の中で歌っているイメージ・・・
法事で集まった親戚の中で歌っているかのような、アットホームな緊張感(笑)
【曲目】
- Power Of The Music〜ブルース編〜
- My Life Is…
- ゴールイン
- 夏の日
- うまらないパズル
そして第2部。
楽しみにしていたコラボタイムです。
続々と入れ替わり立ち替わりのステージ。今回PAのセッティングなども全部自分一人でやっていたため、その入れ替えがなかなか大変で頭がいっぱいでしたが・・・
それでも、それぞれキャラの違う演者たちのと演奏はとても有意義な時間でした。
その練習、事前のリハも含めて、皆さんからいろんなものを学ばせてもらった気がしています。
トップバッター、マンドリンの今泉真弓さん。
今泉さんとは、坂井市の「森のめぐみ」にて、ほぼ毎月セッションタイムなどでご一緒しています。
ワラシカフェでもぜひ紹介したいと思い、声をかけて出演をお願いしました。
自分の曲で「小さな街の隅っこで」という、フォーク調の曲にマンドリンを入れて欲しい・・・という願望は、実は曲を作った時からありました。
それがようやく実現。
続いては、ウクレレの山根純子さん。
ウクレレといえばほのぼの、明るくて可愛らしい音色というイメージがあるんですが、山根さんの弾くウクレレは優しく包み込むような柔らかい音色。
それを活かしたくて、曲の前半はウクレレソロをお願いしました。
曲は共通して大好きなビートルズの「In My Life」。
歌っていてとても気持ちのいい演奏でした♪
続いて、本人は写っていませんが・・・キーボードの生田花林さん。
いろんなバンド、ユニット、セッション、サポート・・・で人気者の彼女は、ワラシカフェでも常連です。
度々セッションやコラボはあるんですが、中でも以前、自分の曲「デビル」をセッションした時の感触が残っていて、ぜひ今回ちゃんとした形でやってみたい、ということでお願いしました。
「デビル」というあだ名をつけられてしまった悪女がモデルになっているこの曲、弾いてもらうのはとても申し訳なかったんですが…^^;
そして次は、「鶏ッパーズ」の登場です。
なんとなく福井県内にあるラーメン屋さんに似た名前・・・音楽仲間というよりはラーメン仲間で結成された急造ユニットです(笑)
メンバーは生田花林さんを含め、クロちゃん、HIROMIさん、市橋冬樹さん。
事前の練習とラーメン会の成果をここで披露。
曲は懐かしいエコーズの「ZOO」と、泉谷しげるの「春夏秋冬」をそれぞれアレンジして。
そして2部の最後は、コラボとはちょっと違うんですが、鶏ッパーズでも参加したHIROMIさんとともに時々活動している「hiro and …」として2曲。
そもそも、ここワラシカフェで結成されたユニットでもあります。
何度もここで演奏させてもらった「オレンジのためいき」「小悪魔ドライブ」の2曲。
2部の途中には、サプライズでケーキをいただきました。
一番盛り上がるところなんですが、普段からリアクションが薄いタイプなもので・・・(^^;
淡々としててすみません(汗)
ケーキのデザインが奇抜だったものでちょっと引いていたのもあります。
ここまででけっこうな時間が過ぎてしまいました。
お客さんも疲れていないか心配だったのですが、3部、ファイナルステージへ突入。
時間がなかったのもありますが、あまり喋らずに、厳選した5曲を。
当初の予定よりは2曲減らしました。
- Young Boy , Young Girl
- Just A Dream
- 星のように輝くまで
- 震える声で
- 笑顔のすきま
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
そして遅い時間なのに、アンコールありがとうございます。
「Power Of The Music」をもう一度、これを終盤にオリジナルバージョンで歌いたかった。
つい熱くなりました・・・。
そして最後の最後にもう一曲、この日に向けて作った新曲です。
「大人になるってこと」
もうじゅうぶんすぎるほど、大人ですけどね(笑)
でも歳をとることについての思いを、素直に歌にしました。
この曲を形に残したいという思いもあって、50の夜記念CDもつくりました。
デザインが・・・^^;
たくさん手にとっていただいて、ありがとうございました。
缶バッジはこの日の記念品。
最後は記念撮影。
ゲスト、オープニングアクトの皆さんと笑顔で。
多くのお客さんから、「温かいライブだった」みたいなことを言われました。
この日は特にそういうライブにしたかった、というのもあるし、こうして集まってくれたゲストがそういう人ばかりだったこと、そしてワラシカフェがそういう場であるということ。
改めて、人に恵まれているな、ということを感じました。
来ていただいたお客さん一人一人も、この日のイベントを作る上で欠かせないアクターだったと思っています。
自分の誕生日を祝という、個人的な意味合いを含んだライブでありながら、でも何か大きなものを共有できたような気がします。
本当にありがとうございました!!